ニキビがしこりになる3段階のメカニズム|治りにくいしこりの実態

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しこりになったニキビに悩む女性

ニキビが悪化すると炎症を起こし、治っても、しこりやクレーター、色素沈着など肌に傷を残してしまうことがあります。その中でもしこりになってしまったニキビは、痛みを伴う場合もあり、女性にとっては非常に深刻な悩みです。今回は、ニキビがしこりになってしまうメカニズムと、主なしこりの治療法をご紹介いたします。

ニキビがしこりになってしまうメカニズム

ニキビが発症すると、白ニキビから赤く炎症したニキビへと段階を経て発展していきます。炎症を起こしたニキビはやがて人間の自然治癒力により治まっていきますが、体内環境の乱れやターンオーバーの乱れによりなかなか治らなかったり、治ってもまた同じ場所にニキビが出来てしまったりする場合があります。こうしてニキビが同じ場所に繰り返しできることにより、皮膚が破壊され肌に傷を残してしまうのです。では、その傷痕であるしこりはどのような段階を経てできるのでしょうか。

1 炎症が起こる

皮脂が毛穴に詰まることにより、ニキビが発症していきます。その皮脂を栄養源にしてアクネ菌がどんどん繁殖することにより、ニキビが悪化し炎症をおこしてしまいます。
炎症ニキビ

2 炎症が悪化して膿をもつ

血液中にある白血球の一種(好中球)が、増えすぎたアクネ菌を刺激します。それが原因で炎症は悪化し、ブヨブヨとした膿をもったおできの様な腫れがある「膿疱性挫創(炎症ニキビ)」となります。
膿んだニキビ

3 炎症が毛穴のまわりにまで及ぶ

好中球がアクネ菌を刺激し続けると、毛穴の壁を壊してしまいます。それにより毛穴の周りにまで広がり、痛みの伴う炎症が起こります。これを、一般的に「硬結ニキビ」と呼ばれ、このころから皮膚の表面に熱をもった硬いしこりのようなものが出来てしまいます。
毛穴の壁が壊れたニキビ

繰り返した炎症が治まった後、破壊された真皮を修復しようと細胞が過剰に生成され、それがしこりとなって残ってしまうのです。

しこりは治りにくい!
ニキビが悪化し炎症しきって、その炎症が治まった後に出来る症状がしこりです。つまり、しこりになってしまったらそれ自体をセルフケアで治そうとするのは非常に難しく、自然治癒力でも数年から数十年、肌質によっては一生残ってしまう場合もあります。しこりにまで悪化してしまったニキビは医療機関での治療が不可欠となるのです。

しこりニキビを作らないためには、悪化する前に病院で早めの処置を!

ニキビをしこりにしないためにはニキビが炎症をしてきた初期段階で、早めに皮膚科へ行くことで専門的な治療をすることが出来ます。抗生剤や、軟膏薬などの皮膚科でしか処方してもらえない薬などもあるので、軽傷だから大丈夫…と思わず早めに専門家に診てもらうことをおすすめします。
こちらの記事では、ニキビ治療に詳しい病院を紹介しています。参考にしてみてはいかがでしょうか。
>美容皮膚科ナビ
http://www.biyou-hifuka-navi.com/10_nikibi/nikibi_top10.htm

しこりになってしまったニキビ跡の治療法

フラクセルレーザー

レーザー光を皮膚に照射することで、元々人が持っている再生能力を働かせ、古い組織を新しい組織へと生まれ変わらせる治療法です。2005年に日本に初導入され、FDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の認可も受けているので、安全性や効果について信頼が高い治療法です。またフラクセルは「肌再生レーザー」と言われ、ニキビ跡のように深部までダメージを受けた肌でも効果的・効率的な治療が期待され1回の施術で皮膚の5~15%程度が“入れ替わる”とされ治療効果が高いので、自然治癒と比べれば短期間での治療が可能です。

(シロノクリニック:http://www.shirono.net/campaign/rn/nikibiato/)はレーザー治療の専門美容皮膚科の領域まで対応しているクリニックです。最新レーザー治療機器等を135台以上完備しており、しっかりとしたカウンセリングを行いその人にあった方法で治療を行います。こちらは保険適用外の治療となっており費用は部位ごとでも異なりますが、鼻で約20,000~円。両頬で40,000~円と、少し高額な治療法となっています。治療間隔は3~4週間程度に一度が適切とされており、2回目の施術からその効果を実感することが出来ます。

ここまでは一般的なお話ですが、私の知人にフラクセルレーザーに比べ痛みや処置後の発赤が少ないというCO2フラクショナルレーザーを体験した方がおります。彼女に話を聞いてみると、4回コースの施術を受けたが、4回ではニキビ跡に大きな変化を感じられなかったそうです。そして、施術中は痛みを伴い、施術後は何日か赤みが出て皮がむけるため、施術後のケアも大変なのだそう。さらに、レーザー治療は紫外線の強い時期は避けなくてはいけないため、季節も選ばなくてはなりません。身近に体験者がいたら、お話を聞いてみることも参考になります。

切開手術による治療法

しこりそのものを手術で切り取る方法です。切り取った後に皮膚を縫い合わせるため、傷跡が残ってしまう場合があります。周りの皮膚がニキビで大きなダメージを受けている場合は、広範囲にわたって切除しなければならないため、近年ではあまり治療を行っておりません。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとはフルーツ酸(AHA)の働きで、角柱除去やアクネ菌殺菌をする科学的な治療法です。古い角質をはがれやすくする効果があり、ターンオーバーを促し肌が再生する力を高めてくれる効果があります。ニキビ跡の治療には大変効果的な治療法です。2週間に一度の間隔で、約5回~10回程度の施術が必要になり、料金は病院などによっても変わりますが、約1万~2万程度かかります。またニキビ痕の治療の場合は内服薬や外用薬などを兼用した治療法も行われています。

必ず医療機関で治療を受けましょう
このケミカルピーリングはエステなどでも行っていますが、医療機関で「治療」を目的として行うケミカルピーリングとは酸の濃度が変わってきます。エステなどで行うケミカルピーリングは、治療を目的とする施術を法律で禁止されているため、ニキビ治療に必要なだけの濃度を使うことが出来ません。そのため、効果を得られないどころか、肌に合わない濃度の酸を使用することにより、肌質がより悪化してしまうというケースがあります。

皮膚の病気であるニキビを「治療」として行えるのは医療機関のみとなっています。ニキビ跡のしこりの症状によって、使うべき酸の濃度が変化していきますので、ケミカルピーリングを検討している方はかならず皮膚科へ相談しましょう。ケースによっても異なりますが、病院や治療法により保険適用となる場合もありますので、かならず医療機関で治療を受けるようにしましょう。

だ、ニキビで出来たしこりと似た症状で「粉瘤」という病気があります。「粉瘤」の場合、ニキビと違いスキンケアや生活改善などで出来るものではありません。手術で切除する事が一番の治療とされています。ニキビのしこりと、粉瘤の初期症状は非常に似ているため、専門家に診てもらい判断することが不可欠です。

>粉瘤の写真はこちら
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q01.html

>ポコッとできた謎の痛いしこり!おできやニキビと粉瘤を見分けるには
http://health-to-you.jp/konakobu-shu/odekifunryuumiwakeru5553/

まとめ

ニキビが治った後のしこりは治すことが難しく、完全に治るのに自然治癒力でも数年から数十年もかかる場合もあれば、一生痕として残ってしまう場合もあります。しこりを残さないためには、炎症したニキビを少しでも悪化させないように早期に治療することが大切です。また適切な治療をするためにも、早めに皮膚科へ行って相談し、自分の症状にあった治療法をおこないましょう。

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上原 花

上原 花

ライター/通販化粧品会社勤務10年目。美容&健康食品の専門アドバイザーとして延べ10万人以上のお客様に関わる。学生時代よりニキビで悩むことが多かったため、肌トラブルに悩む方の目線にたった独自の切り口でコラムを執筆。現在は豊富な美容知識を生かし、ショッピングサイトを運営中。趣味はショッピング。

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