唇にできるのはニキビ?ヘルペス?簡単な見分け方と治し方

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唇

唇と皮膚の境目にできた白ニキビのようなもの、もしかしたらヘルペスかもしれません。傷みやかゆみ、腫れなどの、症状の違いから、見分ける方法、原因、治し方、予防方法までまとめました。

唇にできるニキビとは

唇にニキビが出来てしまった場合のお手入れは、おでこや頬のニキビと同じでいいのでしょうか?治ったと思っても繰り返し出来てしまい、ピリピリとした痛みもあるという人は、もしかしてヘルペスかも。ニキビとヘルペスの初期症状は似ていて見分けにくいのですが、できる原因が全く異なるため、対処法を間違えると悪化の危険もあるので要注意です。

ニキビとヘルペスの違い

ニキビは毛穴が詰まることによって発生しますが、唇には毛穴がないので、完全に唇の上にあるものはヘルペスであると考えてください。唇と皮膚の境目にできている場合は症状で見分けます。白い芯がある場合はニキビですが、炎症がなく盛り上がっているだけの白ニキビとよく似た水ぶくれになっている場合はヘルペスの可能性が高いです。さらに、痛みや痒みがある場合はヘルペスの症状なので、すぐに皮膚科を受診しましょう。

ニキビとヘルペスの特徴

一般的な顔ニキビや背中ニキビは毛穴に角栓が詰まり、毛穴に溜まった皮脂をエサにアクネ菌が繁殖し炎症を起こしている状態のこと。一方、唇には皮脂腺がないため、唇付近にできるニキビの原因は皮脂分泌とは関係ありません。ホルモンバランスの乱れや胃の不調など、体内の不調が原因であると考えられています。また、唇付近のニキビは、他の部分に比べて刺激を受けやすいため治りにくく、悪化しやすいのが厄介です。

ヘルペスとは、ウイルスが原因の感染症です。初期は白ニキビや黄ニキビと似ていますが、水ぶくれになりピリピリとした痛み・かゆみが発生するのが特徴です。一度ヘルペスにかかると、体内にウイルスが潜伏し免疫力が落ちたときに再発しやすいといわれています。再発の頻度は、個人差があるものの年に2回程度という人が最も多く、紫外線の強い夏場と風邪のシーズンに再発しやすいというデータがあります。

唇ニキビ 口唇ヘルペス
原因 胃の不調やホルモンバランスの乱れ。 ヘルペスウイルス
症状 白い芯を持つ。 白ニキビや黄ニキビに見た目が似ているが、いくつも水ぶくれができ、ピリピリとした痛みや痒みがある。
場所 唇と皮膚の境目
特徴 治るのに時間がかかる上、再発しやすい。 一度感染すると、体内にウイルスが一生潜伏し、免疫力が落ちると再発しやすい。
発症のタイミング 暴飲暴食などで胃に負担がかかった時。生理前。ストレスがかかった時。睡眠不足時。 紫外線の強い夏場。免疫力が落ちている時。

いずれも皮膚の表面に湿疹・炎症が発生する症状がありますが、原因は口唇ヘルペスがウイルス性であるのに対し、唇のニキビは胃の不調やホルモンバランスの乱れが大きく影響します。

治し方の違い

原因が異なれば、治し方も異なります。まずはニキビとヘルペス、どちらを発症しているのかを把握することが肝心です。

唇付近のニキビの治し方

暴飲暴食を避け、まずは疲れた胃を休ませてあげましょう。バイトや仕事で食事が不規則だったり、コンビニやファストフードの食事が続いたりしている人は、栄養バランスの良い規則正しい食生活を心がけてください。また、直接、唇や付近の肌への負担を減らすことも大切です。口紅やグロスなどのリップメイクやメイク落としの刺激を避けるようにしましょう。どうしてもメイクが必要な場合は、負担の少ない落としやすいメイク用品や、ニキビケア用スキンケアを使用してください。

▼併せてこちらもチェック!
「口周りのニキビは内臓からの危険信号!その原因と対処法」

ヘルペスの治し方

皮膚科で薬を処方してもらいましょう。抗ヘルペスウイルス薬、抗生物質などを塗り薬や飲み薬の形態で処方されることが一般的です。ヘルペスの場合、放置していても自らの免疫力が回復すると自然に症状はおさまりますが、薬を使用したほうが早く治ります。特に、初めての感染の場合は重症化することが多いので、自己判断せず皮膚科へ行って、適切な治療をしてもらうことが大切です。

薬局で購入できる薬

ヘルペシアクリームヘルペシアクリーム
内容量:2g
価格:1,188円(税込)
効果効能:口唇ヘルペス (医師の診断・治療を受けたことがある方に限る)
用法用量:1日3~5回、適量を患部に塗布。(唇やそのまわりに違和感をおぼえたら、すぐに塗布する)

再発しそうになったら早期使用が効果的です。再発を繰り返す人は自分で再発の予兆が分かるといわれています。
出典:http://www.taisho.co.jp/herpecia/

アラセナアラセナS・アラセナSクリーム
内容量:2g
価格:1,418円(税込)
効果効能:口唇ヘルペス (医師の診断・治療を受けたことがある方に限る)
用法用量:1日1~4回、患部に適量に塗布。(唇やそのまわりに違和感をおぼえたら、すぐに塗布する)
出典:http://www.sato-seiyaku.co.jp/arasenas/

第一類医薬品なので、薬局で相談しながら購入するのがよいですが、チェックシートに答えてネット通販で購入することもできます。

ニキビと口唇ヘルペスは、見た目が似ていても治し方は全く違うため注意が必要です。ニキビなのに口唇ヘルペスのクリームを塗布したり、口唇ヘルペスなのにニキビケアをしたりしていると症状が悪化する場合もありますので、自己判断が難しい場合は、お医者さん(皮膚科)や薬剤師さんに必ず相談するようにしましょう。ヘルペスの場合、ヘルペシアクリームもアラセナSクリームも手軽に購入できますが、使用できるのは再発した方のみです。初めて発症した時は、自己判断せず皮膚科を受診してください。

再発防止のための方法とは

いつも同じ場所にニキビができる、または定期的にヘルペスが再発するという人は、外的な症状はともかく、根本的に見直すべきことがあるのかもしれません。再発防止のためにすべきことを今一度見直しましょう。

ニキビの予防方法

ニキビは一般的にアクネ菌、毛穴の詰まりが原因です。食後は紙ナプキン等で拭き取るだけでなく、汚れが残らないようぬるま湯で洗い流し、肌を清潔に保つことが大切です。加えて、唇付近のニキビは胃に負担がかかることも原因といわれていますので、暴飲暴食を避け、疲労、睡眠不足などにならないよう、規則正しい生活をして皮膚の健康を保つビタミンBを摂取しましょう。

ヘルペスの予防方法

ヘルペスウイルスは一度感染すると一生潜伏するといわれていますが、免疫力が落ちなければ再発を抑えることができます。ストレス、疲労、生理前、かぜなどの体調不良、紫外線も原因になるので体調管理と紫外線に注意しましょう。

バランスの良い食事、規則正しい生活を心がけることは、唇周りの湿疹の再発予防につながります。

跡になるのを防ぐには

唇のまわりは他人の視線も集まりやすい箇所。症状が治まっても、跡が残ってしまうと他人の視線が気になり、それがストレスになって再発・・・という悪循環に陥りかねません。そうならないために、跡を残さずきれいに治す対処法を知っておきましょう。

唇付近のニキビ跡

唇のまわりは摩擦することが多く跡になりやすい場所なのでこすらないよう気をつけましょう。また、炎症性色素沈着によるニキビ跡は紫外線を浴びると日焼けし、跡が消えにくくなります。お肌の負担となるメイクは避けた方がよいですが、パウダーファンデーションで紫外線対策だけはしっかりと行いましょう。

ヘルペスの跡

ひどくなると皮膚の損傷、毛細血管の拡張などにより症状が治まった後に赤い跡が残り、シミのようになることもあります。シミ防止のためには、ひどくなる前に対処をすることが肝心。再発を繰り返すと跡が消えにくくなるので、体調管理や紫外線に気を付けましょう。再発を防げば、跡は自然に薄くなっていきますが、皮膚科でビタミン剤を処方してもらうと肌のターンオーバーを促進してくれるので、早期回復が期待できます。

跡になってしまったら新陳代謝を上げることが大切です。どうしても気になる場合は、皮膚科のレーザー治療も検討してみてもよいかもしれません。

唇付近のニキビも口唇ヘルペスも、体調が悪い時や、免疫力が低下している時に出やすい病気です。たかがニキビと侮らず、身体からのSOS信号だと思ってください。まずはニキビかヘルペスかを確認し、治すことに集中しましょう。再発を繰り返している人は、自分の生活習慣を見直し、改善していくことが肝心です。

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浩田 知美

浩田 知美

コピーライター/外資系化粧品会社勤務・埼玉県生まれ。大学を卒業後、広告制作会社及び編集プロダクションを4年間経て、その後、13年間化粧品関連の仕事に従事。美容コピーライターとして、14社の広告制作に携わる。趣味は、資産運用、グルメ、エクササイズ。

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